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12月.2017

健康なのはどっち?

健康なのは?

住宅に使われる木材も最近は乾燥材が主流となっております。

いわゆるKD材(Kiln Dry) 人工的に窯の中で熱を加えて乾燥させた木材の事

一方で昔ながらに、製材して自然に乾燥させたものをAD材(Air Dry)といいます。

 

最近の住宅は昔と違い、2~3か月で完成させるために木材を最初から乾燥状態で使用して建築後の木材の歪みによる不具合を嫌います。

 

さて、乾燥さえすればKDもADも同じなのでしょうか?

一番左が桧のKD材 他が桧のAD材

一目瞭然、色合いが全く違います。AD材は弊社で自然乾燥させたもの。

桧本来のきれいなピンク色をしておりますが、KD材はくすんだ茶色

 

どちらが健康的に見えるでしょうか?

 

綺麗なピンク色の材は弊社とお取引頂く工務店さんへ納入

 

こちらは、先日引き渡した住宅の柱が映っている画像

 

通柱はAD材ですが、管柱はやさしく仕上げのみ低温で乾燥機に入れた材の為、AD材に近い状態を保っています。

綺麗なピンク色をしています。

 

最終的には隠れてしまって見えない部分ですが、材木屋ならではの拘りの部分です。

 

本日も桧の小さい丸太ながら、まずまずの鴨居を製材中

 

 

何事も自然体が大事です