久し振りに倉敷へ行ってきました。
備前焼作家の森本良信さんから茶陶展の案内を頂きました。
会場は大原美術館の茶室【遊心亭】で、茶道裏千家の河田狸庵さんがご亭主をつとめられるお茶席も設けられておりました。
奥の待合からにじり口まで飛び石で、とっても雰囲気のあるしつらえです。
10時の開始と同時にお伺いすると、森本さんが着物で迎えてくださいました。
床の間には竹で編んだ花入れへ季節の花を生けてあります。
お楽しみの作品です。
『すばらしい!』の一言です。決して流行を追わず、質感を大事にされております。
現代風などという軽い言葉はこの空間には皆無です。茶室の暗がりで存在感を示すのは、本質を追求した作品のみ。
改めて感じました。
本質を追求したものは、いつの時代にも、どんな空間にも違和感なく有り続けます
1時間ほどお話をさせて頂いて、森本さんにお茶とお菓子を頂いて失礼させて頂きました。(河田さんの茶席はお昼からでした)
今回も私の楽しみに作品の写真を沢山撮らせていただきました。今回も個別の掲載は控えますが、私の手元にある森本作品で雰囲気だけでもお楽しみください。
緋襷ラッキョ徳利 小皿(平向付) 俎板皿
伺った時は厚い雲で覆われていた空から、帰る頃には日差しもあり、緑の庭がとても美しく見えました。
森本さん、また何処かで楽しみにしております。