いつもお世話になっている方から珍しい注文を頂きました。
何と、老舗のお菓子屋さんのカステラを焼く木枠の注文です。
出来上がりはこんな感じ。
手前が下枠。この枠の底に底板を付けてカステラ生地を流し、奥の上枠をのせてオーブンへ入れると上枠まで膨れて焼き上がりとの事。
材料は杉の赤味(木の中心部の赤い部分)の柾目指定。極上の建具並みの高級材です。
弊社で約2年乾燥させた材料がたまたまあったのでこれで手配することに。
こんなに真黒く、見るからに汚い材料が、仕上がりは最初の画像の通り綺麗になるのです。
所定の寸法に製材して、いつもの建具屋さんに直行!
ホゾで組付けて、ホゾの裏からクサビを打って抜けないようにします。
カステラを焼く木枠なので、当然ボンドなんて使いません。
仕上りは最初の画像の通りです。
こんな綺麗な木枠も2~3年オーブンで酷使すると
こんな感じになります。
杉の木枠でカステラを焼いているなんて知りませんでした。
こんなカステラ屋さんは美味いに決まってます。
当然帰りにカステラをお買い上げして帰りました。