ホームページをリニューアルして3ヶ月が経過しました。
ホームページを開くと【家の事を学ぼう】とあります。今後、すこしづつテーマを絞って簡潔に書いていきたいと思います。
先ず第一回目は【敷地・地盤】についてです。
お家を建てるとなると、土地が無い方は土地探しからしなければなりません。
土地探しも、希望の場所や金額など条件に合う所を探しますが、私が気になる点を少しお話します。
【注意点】
近くの幹線道路より低く造成された土地
個人的にはこの土地はお勧めしません。県道などより少し低く造成された土地を見掛けることがあります。基本は道路より高い敷地が理想です。
今の気象条件を考えても、豪雨にいつみまわれてもおかしくありません。かつ、道路は補修するたびに高くなっていく事が多々あります。
場所と金額だけでなく、こんな視点でも土地をみてください。
弊社が造成する場合は、全面道路より必ず高くなるように造成します
そして、地盤改良について。
家を新築する場合は現在は必ず地盤調査をして、必要であれば地盤改良をしなくてはなりません。
地盤調査はこんな感じです。鉄の棒を突き刺して家の4角と中央の5箇所を調査します。
地盤が弱い場合の改良方法は、大体以下の2種類の方法で行います。
①鋼管杭
福山市では南部の埋め立て地などの特に軟弱な地盤で、約12m程度の鋼管杭を打ち、岩盤まで到達させます。
写真の場合(福山市川口町) 1階床面積 109㎡ 約12mの長さで44本の鋼管杭 概算費用 約180万~200万程度
②柱状改良
数m程度のコンクリート系の柱を地中につくり、全体で建物を支える
写真の場合(福山市駅家町) 1階床面積 98㎡ 2.5mの長さで43本の柱状杭 概算費用 約60万~70万程度
運よく地盤がよければ改良の必要はなく、ラッキーです。
田んぼを埋めた土地は、まず改良が必要と思っていただいて間違いないと思います。
第1回目の最後に、『家は慌てて建てるものではありません!』
消費税が上がると集中しますが、必ず増税後には優遇措置がとられます。
増税になる前に駆け込む必要はありません。
ゆっくり楽しんで家づくりをしましょう!