家のことを学ぼう 第2回は【屋根・庇】についてです。
日本の家は古くから屋根・庇を深くして日射の調整をしたり、雨から躯体を守ったりと色んな意味で設けられています。
最近は窓性能の向上・断熱技術が向上した事、並びに外壁材の耐候性もよくなり、またコスト面の問題等で大屋根以外は、屋根・庇を設けないスタイルが多くなりました。
しかし、弊社の場合は可能な限り2階の大屋根と1階廻りの下屋根を設けるように心掛けております。
【自邸】 寄棟で軒の出:80cm 1階も全周屋根を設けています。
少々の雨なら掃きだしの窓も開けたままでも大丈夫!
ベランダは雨で濡れる事はほとんどありません。
屋根や庇だけの原因ではないのですが、
①日当たりの悪い壁面にカビが発生している
②サッシ両側の雨垂れのあと
など、築数年で悲惨な状況になっている建物を多く見受けます。特に薄い色のサイディングは目立ちます。
家の基本性能が良くなっていたとしても、濡れない方が良いに決まっています。
最近は、太陽光パネルを沢山載せるために片流れが多いですが、切妻屋根よりも壁が濡れやすくなっています。
そこで、
大工さんや工務店さんの社長さんの家を見せてもらうのが一番だと思います。そこには、家に対する本当はこうした方が良いというポリシーが詰まっています。
私の自邸も1階ならお見せしてもよろしいかと・・・。
今後の『家のことを学ぼう』シリーズは自邸ばかりを登場させて、私の家つくりに対する考え方をご紹介します。
すぐにネタ切れにならないように頑張ります!