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2月.2020

多久守に遊ぶ

少しバタバタ続きでお久しぶりです。

久しぶりの更新は大好きな焼き物ネタから。

 

昨年末から、わかくさ店主の仕入れに同行させて頂いたのと、ネット個展で頂いた作品を楽しんでおります。

 

多久守工房

 

備前焼きの作家さんとして作品も大好きなのですが、人としても大変魅力的な方です。

 

備前焼が売れないと言われて久しい中で、各作家は売れるものを模索する日々。

しかし、多久さんは自分の作りたいものを作る。売れるか売れないかに重点を置いていない。(売れるに越したことはない)

 

お客のところに自分のレベルを下げるのではなく、お客のレベルを上げて自分の世界に付いて来れるようにと努力される。

 

いつも伺う度にその辺りのお話を伺うのが、とっても勉強になる。

 

これは私の勝手な理解なので多久さんの本意とは違うかもしれません。

 

工房に遊びに行っている面半分、多久さんの考え方を勉強に行っている面半分ってところでしょうか。

 

多久守 鶴首徳利

わかくささんの新年のネット個展で頂いた赤味を帯びた何の変哲もない鶴首徳利。

最近は派手さのない作品に魅力を感じております。

 

これと同じ窯の作品は以前紹介したこのお皿

 

備前は余り取扱いに気を使わなくていいので楽でタフなお皿です。

 

数年前の緋襷の鶴首には水仙を

多久ちゃんの作品の奥深い魅力を理解できるように自分の進歩を忘れないように楽しんでいきたいと思います。