大工さんが改造工事されている現場の玄関框(かまち)の補修の依頼を受けました。
補修前は御覧の通り、亀裂あり、剥がれあり。
無垢の框では傷がついても木そのものが見えるだけですが、貼り物の建材は傷がよく目立ちます。
貼り物の建材とは、表面に
①厚さ1mm程度の突板(本物の木をスライスしたもの)を貼ってある
又は
②木目柄を印刷したシートが貼ってある
のどちらかで、表面に傷がつくと芯材が丸見えになるのです。
補修専門の方に来て頂いてこんなに綺麗になりました。
【補修前】 【補修後】
約3時間の補修を経て、傷があったと知らない人が見たら全く違和感なく、木目まで再現されています。
恐れいりました。
傷ついてもいくらでも綺麗に補修できますが、時と共に味わいを増す無垢材を多く使う住宅が増えてほしいものです。