最近、天井高を高くとる事も多くなってきました。
某〇〇〇ハウスもCMで天井高2,700の家などと宣伝しています。
そうなると、軸組み工法でも柱の長さが問題になってくることがあります。
管柱(各階の柱:通常3m)や通し柱(1・2階を通す柱:通常6m)が既製品では長さが10~20cm足らなくなる事があります。
当然、山から切り出される時は少し長めに切るのですが、製品になり出荷の梱包をする時に所定の長さに切りそろえられます。
トラックに効率よく積む等様々な理由から・・。
10~20cmの為に余分に1m長い材料を買うのは予算的にも苦しくなります。
弊社の場合、梁・桁の継ぎ手の関係で米松構造材は30cm程度まで長く切り出せるので、これまで対応しておりました。
柱もこれに対応してくれる会社を探しましたが、管柱はみつかったのですが、通し柱が・・・。
そこで
自前でつくる事に! 製材所ですから、丸太の市場で長めの丸太を買って製材します。
それにしても冬晴れの良い天気でした。
製材機にかけて
背割をして
数ヶ月乾燥します。
最近の既製品は低温で乾燥機に入れるので背割りのない物がほとんどですが、自然乾燥に勝るものはありません。
冬場に切り出した、切り時最高の通し柱です。6m20cm:6本
自然乾燥させたワンランク上の構造材と共に立派な家になる日が待ち遠しいですね。