盆明けに買った丸太も、4寸の構造材の製材他で8割方使ってしまったので、再び仕入れる事となりました。
米松丸太は船で運ばれたのち、松永港の貯木場の海面に浮かべてあります。
潮が引くと全体が見えてきます。
国産材の丸太の市場とは一味違う光景が広がります。
買い付けた丸太はいつもの通り、トレーラーで雨の中到着!
このあと土場へ落としますが、毎回その振動で地震が発生します。ご近所さんにとっては毎度の事でいつもご迷惑をおかけしております。
弊社の丸太は一般的に多く流通しているものより年輪の幅が狭い丸太になります。
年輪の幅の狭い方が強いと言われがちですが、年輪の幅だけが強度に影響する訳ではないので、この点だけとると明らかな違いは無いようです。
では、何故昔から日本人は年輪の幅が詰まった(狭い)材を好むのか?
成長に時間が掛かった証拠であり、何と言っても木目が美しいからではないでしょうか。
年輪幅の狭い材は緻密な木目をしているのに対し、広い材はダラ~っとした感じになります。
ただし、弊社材は人工の乾燥機に入れないので適度に木の油分があり、粘りがあります。
イメージは『ポキっと』折れるのではなく、『ポキッと折れる所までたわんで、ミシミシっと』折れる感じの材料という事です。
見える部分もそうですが、見えない部分にも【綺麗】とか【美しい】という要素はとっても大事だと思います。
う~ん 美しい!
そろそろ、秋を迎えて国産材の丸太も切り時を迎えて多く市場に出回ってきます。
最近は良い丸太が市場に少なくなってきましたが、さて今年は?