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7月.2015

マイノリティーの美学

【マイノリティー】 社会的少数者という事らしい。

我がこだわりを見ても、つくづく社会的少数者だと実感する。

便利で合理的な道具や方法を自分の中でどこまで許容するか?皆それぞれこだわりをお持ちのはずです。

 

珍しく高尚な内容かと思いきや・・・。大したことはありません。

 

【俎板(まないた)】

少なくとも1枚はお持ちの俎板。最近は樹脂製の俎板をお使いの方も多いと思いますが、我が家は木製。(材木屋ですから一様)

しかも二刀流です。材料が【桧(ひのき)】と【銀杏(いちょう)】

俎板2-2

桧の俎板を目にする機会は多いと思います。しかし、俎板の御三家とよばれるのは柳・朴(ほう)そして銀杏(いちょう)

普段は桧の小さい方を使って、ここぞという時は銀杏の俎板をつかいます。

銀杏は製材の注文の時に余った端材で自家用に特別に作ったものです。

 

銀杏は包丁の当たりが良く、適度な油分で水切れも良く、何より木の匂いがない事が料理人に好まれる要因らしい。

特に刺身などの生ものに匂いが移るのを嫌うようです。

実際に使ってみると、桧より銀杏の方が切った時に包丁が俎板に吸い付くのがよくわかります。

 

ここぞという時とはこんな時です。

俎板1

50cm以上ある俎板なので、普段は邪魔で仕方ない存在ですが、あると重宝します。

樹脂製と違い、木の俎板は傷や汚れがひどくなれば削れば新品!

愛着もって使えます。

 

そして

 

【フライパン】

フライパンはかなりの割合でテフロン製が家庭に入り込んでいると思います。当然我が家にもあります。

それとは別に鉄のフライパンと銅の玉子焼き専用があります。

俎板3-3

テフロンは専ら細君の普段使い用。(私も良く使いますが・・)

鉄は私が週末に使います。

玉子焼きは1年位前にテフロンから銅製へチェンジ!

テフロンは長期間使用すると、ダメになる場合が多い。くっつくようになるのです。我が家のテフロン製は何代目になるかなー?少なくとも3代目。

一方、鉄や銅のフライパンは?使い込めば使い込むほどに油が馴染んでいい感じに使えるようになります。

 

【家】

弊社とご縁あってお家をお手伝いさせて頂く場合、当然ご予算との厳しい戦いがあります。

しかし、弊社は元請であり、材木屋であり、建材屋(キッチン・UB・トイレ等含む)でもある強みを生かして

主に1階のフローリングや窓枠・建具など可能な限り無垢材を使用したり、長期間使用できる設備をご提供できるように心掛けております。

内装1-1 内装2-2

いずれも使い込めば味わいが増すし、無垢材を使っているので、傷が入っても下地のベニヤなどの基材が見えるような事はありません。

傷で凹んでも、もげてもその木が楽しめます。

 

 

みなさんのこだわりは?

 

私のこだわりは、  『少し手間がかかっても、価格が割高でも、長く使えるものを!』

 

冷静に見つめなおしてみると面白いですよ。

改めてマイノリティーを実感しました。