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6月.2017

【天井高2.7m ハンモックのある家】 構造について(1)

今日は雨です・・。ここ福山も入梅となるのでしょうか?

 

さて、【天井高2.7m ハンモックのある家】の構造の特徴をご紹介します。

先ずは、何と行っても①天井を高くとるために柱が通常より長い事

1階のLDKや玄関の天井高を高くしているので、1階の柱が3mより10cm~20cm長いものが必要となります。

それに伴い、1階と2階を通す6mの通柱(とおしばしら)も15cm程度長い物が必要になります。

 

既製品は3m 6m でキッチリカットされて流通しています。トラックへの積み込みや見た目の綺麗さで。

 

そこで、製材所という強みが生きてきます。

 

丸太の市場では、山から切り出したそのままの状態で購入できます。当然この段階では10cm~20cm長めにカットされています。

これを使うから、10cm程の為に長い柱を購入しなくても、木材に関しては通常の単価で建築が可能となります。

 

『この家、柱ながいな~』

『脚立へ立っても手が届かん!』

 

など、関係者のつぶやきが聞こえる現場となっています。

 

さらに、②2階の床合板を支える『こだわり』があります。

2階の床を構成する床合板を受ける木材も、通常より多めに入れております。材木はいくらでもありますから・・。

あと、加工も新見プレカットさんに面倒な事を随分ご協力いただいております。

2階の床は主に24~28mmの合板で、黒の線で受けますが、厚板とはいえ中央部がどうしても『たわむ』可能性があります。

弊社の場合は、その中央部に1本受け材を追加して、ごらんの通り賑やかな2階床組となります。

 

6月17日(土)からの構造見学会で確かめてみてください。申込はこちらからお願いします。