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2月.2016

貫通する柱

リフォームの現場から面白いものを紹介します。

 

間仕切りをなくそうと、解体してみると鉄骨の柱が現れました。

カウンター1

取り外すのは無理なので、腰までの壁にして、カウンター風にする事に。

 

そこで、大工さんの出番

カウンター5

柱はクロスの下地材で隠れてますが、カウンターを貫通しております。

 

柱切った?

 

いやいや! カウンターが・・・?

 

さてどうなっているでしょうか?

 

鉄骨の柱は構造上切れないので、当然カウンターが切ってあります。

 

ちょっとだけヒント

 

カウンター2

こんな感じで取り付けます。

カウンターを切ってあります。

しかし、ノコを入れるとノコの歯の厚み分は木屑となり、隙間が出来るはずです。

別の木で埋めていません。切り落とした木を使います。

 

何故? 別の木を使うと木目が揃わないから

 

答えを導くヒントは『斜め(テーパー)』

 

答えを聞くと簡単だけど、考えるのは大変です。大工さんも色んな要望に応えようと色々考えるそうです。