09   

10月.2015

家のことを学ぼう【土地・地盤編】

ホームページをリニューアルして3ヶ月が経過しました。

ホームページを開くと【家の事を学ぼう】とあります。今後、すこしづつテーマを絞って簡潔に書いていきたいと思います。

先ず第一回目は【敷地・地盤】についてです。

 

お家を建てるとなると、土地が無い方は土地探しからしなければなりません。

土地探しも、希望の場所や金額など条件に合う所を探しますが、私が気になる点を少しお話します。

【注意点】

 近くの幹線道路より低く造成された土地

 

個人的にはこの土地はお勧めしません。県道などより少し低く造成された土地を見掛けることがあります。基本は道路より高い敷地が理想です。

今の気象条件を考えても、豪雨にいつみまわれてもおかしくありません。かつ、道路は補修するたびに高くなっていく事が多々あります。

場所と金額だけでなく、こんな視点でも土地をみてください。

 

弊社が造成する場合は、全面道路より必ず高くなるように造成します

地盤1

 

そして、地盤改良について。

家を新築する場合は現在は必ず地盤調査をして、必要であれば地盤改良をしなくてはなりません。

地盤調査はこんな感じです。鉄の棒を突き刺して家の4角と中央の5箇所を調査します。

地盤5

地盤が弱い場合の改良方法は、大体以下の2種類の方法で行います。

 

①鋼管杭

福山市では南部の埋め立て地などの特に軟弱な地盤で、約12m程度の鋼管杭を打ち、岩盤まで到達させます。

地盤2 地盤6

写真の場合(福山市川口町)  1階床面積 109㎡   約12mの長さで44本の鋼管杭  概算費用 約180万~200万程度

②柱状改良

数m程度のコンクリート系の柱を地中につくり、全体で建物を支える

地盤3 地盤4

写真の場合(福山市駅家町)  1階床面積 98㎡   2.5mの長さで43本の柱状杭 概算費用 約60万~70万程度

 

運よく地盤がよければ改良の必要はなく、ラッキーです。

田んぼを埋めた土地は、まず改良が必要と思っていただいて間違いないと思います。

 

 

第1回目の最後に、『家は慌てて建てるものではありません!』

消費税が上がると集中しますが、必ず増税後には優遇措置がとられます。

増税になる前に駆け込む必要はありません。

 

ゆっくり楽しんで家づくりをしましょう!